ブラックジャックは、カジノゲームの中でも特に人気の高いトランプゲームです。
ブラックジャックでは、自分の手札と同じくらいディーラーのアップカードが大切です。
アップカードによっては、ディーラーのバースト確率が非常に高く、ヒットしなくても勝てる場合が多いです。
本記事では、ブラックジャックにおけるディーラーのバースト確率について掘り下げて解説していきます。
ディーラーがバーストする確率を知ることで、立ち回りも変わってくるでしょう。
ぜひ最後までお付き合いください。
ブラックジャックのルール
この記事を読んでいるほとんどの人は、ブラックジャックの基本ルールは把握していると思いますが、念の為に手短にルールを説明すると以下の通りです。
- プレイヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られる
- プレイヤーは追加のカードを引くか、スタンドして現状の手札で勝負するかを選択
- プレイヤーのターンが終わったら、ディーラーのターン
- ディーラーは17以上になるまでカードを引き続ける
- 21に近い方が勝ち
ブラックジャックでは、ディーラーが17以上の手札にならないとカードを引きつけなければいけないというルールがありますよね。
これが、ディーラーがバーストする確率を知るためのポイントになります。
ブラックジャックのディーラーバースト確率
ブラックジャックでディーラーがバーストする確率は、アップカードによって変動します。
ディーラーのアップカード別でのバーストする確率を表にまとめてみました。
この表の平均値を出すと、30.43%なので、ブラックジャックでディーラーがバーストする平均確率は、約30.43%ということになります。
ディーラーのアップカード | バーストする確率 |
---|---|
2 | 約35.30% |
3 | 約37.56% |
4 | 約40.28% |
5 | 約42.89% |
6 | 約42.08% |
7 | 約25.99% |
8 | 約23.86% |
9 | 約23.34% |
テンカード(10,J,Q,K) | 約21.43% |
A(エース) | 約11.65% |
表を見ていただいたらわかる通り、ディーラーのアップカードが5や6の時にバースト確率が最も高くなります。
一方で、アップカードがエースの場合、バースト確率は最も低くなります。
そのため、ディーラーのアップカードが4-6であれば、約40%の確率で勝てるということになりますね。
この確率を頭に入れておけば、リスクを冒してヒットする方が得なのか、ディーラーがバーストするのを祈るのが得なのかということが計算できます。
ディーラーのアップカード4 | バースト確率 約40.28% |
---|---|
プレイヤーの2枚のカードの合計15 | バースト確率 約52.83% |
期待値があるアクション | スタンド |
15でバーストするのは7から13までのカードを引いた場合です。
7から13のカードは、
- 7
- 8
- 9
- 10
- J
- Q
- K
の7種類のカードです。一枚のカードは4つのマークが存在するので、1デッキに28枚。
8デッキの場合、224枚です。
8デッキのカードの合計は、424枚あるため、224/424 = 約52.83%ということになります。
自分がバーストする確率とディーラーがバーストする確率をしっかりと計算するとスタンドし、バーストすることを避ける方が期待値が高いということになります。
ベーシックストラテジーはディーラーバースト確率を考慮した戦略
ディーラーのバースト確率を理解することで、賢い判断を行うことができます。
そもそも、ブラックジャックのベーシックストラテジーというのは、ディーラーのバースト確率を考慮に入れて計算しています。
ここからは、ベーシックストラテジーでディーラーのバースト確率を考慮している場合の例を見ていきましょう。
ディーラーのアップカードが5・6の場合
ディーラーのバースト確率が最も高い状況です。
この場合、プレイヤーは控えめにプレイし、不必要にリスクを取らないようにしましょう。
自分の手札が12-16の場合でも、スタンドすることが推奨されています。
ディーラーのアップカードが2-6の場合
バースト確率が比較的高い状況です。
プレイヤーは自分の手札が12-16の場合、スタンドするのが、ベーシックストラテジーでは、最善のアクションだとされています。
ディーラーのアップカードが7-A の場合
バースト確率が低い状況です。
プレイヤーは積極的に勝負する必要があります。
自分の手札が12-16の場合でも、ヒットを選択することで状況を好転させられる可能性があります。
ディーラーのアップカードがエースの場合
バースト確率が最も低い状況です。
プレイヤーはかなり慎重にプレイする必要があります。
自分の手札が17未満の場合は、基本的にヒットを選択しましょう。
こういったベーシックストラテジーの基礎を覚えておくことで、ディーラーのバースト確率を考慮した、賢い立ち回りが可能になります。
ディーラーバースト確率を意識した立ち回り方
ディーラーのバースト確率を意識して立ち回る場合のポイントを3つ紹介します。
テーブルのルールを確認する
ブラックジャックのテーブルによっては、ディーラー17でもヒットする場合もあれば、16でもスタンドするといったマイナールールを採用している場合もあります。
例えば、ディーラーが17でヒットするルールの場合、バースト確率が若干高くなるので、プレイヤーには有利です。
反対に16でもスタンドされる場合には、バースト確率が若干下がりプレイヤーに少し不利になります。
そのため、必ずゲームのルールを前もって把握しておきましょう。
ベーシックストラテジーを駆使する
先ほどと重複しますが、ブラックジャックでは、ベーシックストラテジーに従うことが最も期待値が高い立ち回りだと言われています。
ベーシックストラテジーに従った立ち回りを行うということは、ディーラーのバースト確率を考慮して立ち回っていることと同じですね。
淡々とプレイする
ブラックジャックは、統計に沿って期待値の高い立ち回りをするだけのシンプルなゲームです。
例えば、パチスロであったら高設定をツモるために設定判別をしなくてはいけませんし、競馬では、出走馬の血統や直近の成績などを考慮して予想しなくてはいけません。
ブラックジャックは、そういったギャンブルと異なり、最も期待値の高いアクションを淡々と行うだけのギャンブルです。
そのため、いくら連敗しようが、ベーシックストラテジーを無視してダブルをしたり、ヒットをしたり、期待値が下がるような立ち回りをしないようにしましょう。
ブラックジャック ディーラーバースト確率解説 まとめ
本記事では、ブラックジャックでディーラーがバーストする確率について、解説してきました。
ブラックジャックで勝つためには、ディーラーのアップカードに着目し、ディーラーがどれくらいの確率でバーストするのかをおおよそ計算する必要があります。
これができるのとできないのでは、勝率は雲泥の差ですね。
本記事で解説したポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- ディーラーのバースト確率は、アップカードによって大きく異なる
- アップカードが5や6の時にバースト確率が最も高くなる
- アップカードがAの時にバースト確率が最も低くなる
- バースト確率を考慮した立ち回りにはベーシックストラテジーは必要不可欠
- デッキの枚数やルールによってもバースト確率は変化する
ブラックジャックは、カジノ初心者でも楽しんでいるので、単純なゲームだと思われることも多々ありますが、実際にはかなり奥の深いゲームです。
海外では、ブラックジャックで稼いで生計を立てている人もいるほど、スキルによって勝率が変わります。
ブラックジャックを始めたばかりだという初心者の方は、必ずベーシックストラテジーを覚えて、期待値の高い立ち回りをすることをおすすめします。
ベーシックストラテジーを駆使して、ブラックジャックの勝率を上げてみてくださいね。
それでは。